森と暮らす単位

 森に暮らすようになって、いろいろな単位を知り、自分の言葉として使うようになった。

 1町歩 (ちょうぶ):森や広い牧草地などの面積を表すのに使う。約3000坪 1ha

1反(たん):田畑の面積。「反歩」(たんぶ)とも言う。約300坪。畑を1反借りようとしたら5000円と言われ、毎月分かと思ったら年間5000円ですごく感動した。

 1畝(せ):小さな畑など。約30坪 10m×10mくらい。庭の広さには使わない。

 1立米(りゅうべ):薪の体積。1立方メートル。わが家では1年で7立米の薪が必要。重さだと4~6トンくらいになる。

 1間(けん):建物の柱と柱の間や、入り口の幅など。約180cm。そこに使う材木の長さを言う時は「尺」や「寸」「分」を使い、1間=6尺。

 1匹:かめ虫、かなちょろ、山椒魚、栗鼠(りす)青大将、愛犬、隣の家の猫、狸、狐。

 1羽:赤啄木鳥(あかげら)、青啄木鳥、梟(ふくろう)、その他大勢。

 1頭:日本猿、猪、月の輪熊 日本鹿、日本羚羊(かもしか)ホルスタイン。

 1齣(こま):チェーンソーの刃。椎茸栽培に使う種は「駒」の字。

 1杯(はい):朝は船橋の「ゆら」の1杯のコーヒー。夜は飲む物が変わり、「1杯」から「いっぱい(飲む)」と副詞に変わる。広告代理店で働いている頃、「何杯飲んでも1杯500円」というコピーを書いて、客に「騙された」とウケた。クライアントにもウケた。「1杯や(飲)っか」はだいたい1杯で済むわけがなく、「いっぱいやっか」なのだ。

 これらの言葉を使いこなしている人達を「かっこいい」と憧れて森に住んで20数年。言葉は使いこなせるようになったが、かっこよくはなっていない。



        

コメント

  1. こんばんは。
    森に住みたいと理想を持っていても踏み出せない人が多いと思います。攻撃は最大の防御と言わんばかりのお二人の生き方は、とってもcoolです^ ^

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